家を建てたいと言ったみんなと進める家づくり

それはもう十何年ぶりに行われた世田谷区のとある小学校の同窓会での出来事だった
みんなそれぞれ、年をとりあの頃の面影を残すもの、全く変わってしまったもの
いろんな人間がいたけれど、思い出はそのままで、あってすぐに僕たちに
壁なんてなくなっていた。

僕らも、もういいおじさん、おばさんになっていて
結婚して子供がいるもの、まだ独身で貴族を楽しんでいるもの
半々くらいだった。

結構みんなまともに働いていて、順調な人生を送っているという
印象からか、話題は家についての話になった。
小さい頃はお城を作るとか想像の中でいろいろ言っていたけど、
実際はマンションや建売で自分の理想に近いものを買うというのが
一般的なのかな何て言っていると、その中の当時、そこまで印象が
強いわけではなかった銀二が言った。
「注文住宅って知ってるか?」
名前は聞いたことはあるが、皆よく知らなかった。

銀二は続けた。
「昔はさ、自分たちの理想の家とかを自由気ままに考えてじゃない?
もちろん、子供頃のようなぶっ飛んだものはなかなか難しいけど、自分の思い通りの家が作れるんだぜ。」

なるほど、それはなんか、ちょっと子供の頃のような気持ちに戻れるかもなと
でも高いんじゃないか?

「それはそうかもしれない。実は建売やマンションを買うのに比べると、少々考えることや知っておくことが多い。」

やっぱりな。。。

「だけど、家を買うなんて人生の中では大きな買い物の5本指には入ると思うんだ。しかも長く自分が暮らすという点においても
じっくり考えるべきことだよね。そう考えると注文住宅をこの世田谷区にって選択もありなんじゃないかな。」

確か、目からウロコだった、みんな銀二の言葉にハッとしていた。
僕らの年になってくると家を買うことは近いプランに入っている人も多いようで、
同窓会は、注文住宅同好会のようになってしまったのをよく覚えている。

銀二が言っていた「自分が暮らすところに妥協はしない」という言葉が
同窓会のあとも、強くリフレインした。

4畳半のワンルームアパートに戻って僕は注文住宅について
調べ始めたのだ!